風営法の行政書士 費用と選び方|許可・届出の種類別の料金相場・事務所比較・DIYとの違いまで完全解説【2026年最新】

「風営法の許可を行政書士に頼むと、いくらかかるのか」

「事務所ごとに料金がバラバラで、どこに頼めばいいか分からない」

このように、風営法の行政書士費用で迷う開業オーナーは少なくありません。

結論から申し上げます。風営法の行政書士費用は「許可か届出か」「営業の種類」「店舗面積」で大きく変わり、1号許可なら概ね12万〜25万円台+警察手数料が相場です。

この記事では、実際の専門事務所の公開料金を種類別に比較し、料金以外にかかる実費、失敗しない選び方、自分で申請(DIY)との違い、そして費用を抑える「第3の選択肢」までを中立の立場で解説します。

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結論|行政書士費用は「許可/届出 × 種類 × 面積」で決まる

風営法の行政書士費用 種類別相場 1号許可12万〜25万円+警察手数料24000円 深夜酒類提供届出4万〜12万円手数料原則なし 特定遊興15万〜50万円+手数料24000円 性風俗無店舗型映像送信型届出6.6万〜10万円手数料3400円

風営法の行政書士費用に「一律いくら」という答えはありません。営業の種類が許可制か届出制か、店舗面積、地域、図面対応の有無で変動するからです。

まず、種類別のおおまかな相場レンジを押さえてください。以下は本記事で実際に料金を確認した専門事務所の公開価格をもとにしたレンジです。

営業の種類制度行政書士報酬の相場警察手数料NightMAの評価
1号(社交飲食店)許可約12万〜25万円24,000円図面・実地調査で難度高め
深夜酒類提供飲食店届出約4万〜12万円原則なし比較的安価・DIY余地あり
特定遊興飲食店許可約15万〜50万円24,000円地域・規模で最も高額化
風俗営業5号(ゲームセンター・カジノ)許可約13万〜30万円24,000円要件が特殊で事務所差が大きい
風俗営業4号(麻雀店・パチンコ店)許可1号とほぼ同水準(約13万〜20万円)24,000円1号許可と要件が近い
性風俗(無店舗型・映像送信型)届出約6.6万〜10万円前後種類で異なる専用書類・地域要件に注意
この表が示すとおり、許可制(1号・特定遊興)は届出制(深夜酒類)より費用が上がりやすいのが基本構造です。理由は次章で解説します。

風営法の「許可」と「届出」の違い(費用が変わる根本理由)

風営法の許可制と届出制の違い 許可制は1号と特定遊興で公安委員会の審査と精密図面と用途地域保全対象施設調査と実地調査と警察手数料24000円で費用が高め 届出制は深夜酒類と性風俗届出で手数料が低いか不要で費用は抑えめ

費用差の根本には「許可制」と「届出制」の違いがあります。ここを理解すると、なぜ事務所によって料金が変わるのかが腑に落ちます。

許可制とは、警察(公安委員会)が施設の構造・設備や申請者の適格性を審査し、基準を満たして初めて営業できる制度です。1号(社交飲食店)や特定遊興飲食店が該当します。

許可制は、用途地域・保全対象施設の調査、精密な図面(求積図・平面図)、警察との事前相談、実地調査の立会いまで必要で、行政書士の作業量が多い分、費用が上がります。

一方の届出制は、法令で定めた事項を届け出る制度です。深夜酒類提供飲食店営業や、性風俗(無店舗型・映像送信型)の届出が該当し、許可制より一般に費用は抑えめです。

許可と届出の線引きは、風営法許可とは何かで詳しく整理しています。

【種類別】風営法専門 行政書士の費用比較(実際の公開料金)

ここからが本記事の核心です。実際に料金を公開している風営法専門の行政書士事務所を、種類別に比較します。料金は事務所の公式料金ページで確認した実データです。

【重要な注意】
以下の料金は2026年6月5日時点で各事務所の公式サイトに掲載されていた公開価格です。税込/税抜の別、面積条件、オプションは事務所ごとに異なります。料金は改定されるため、依頼前に必ず各公式サイトで最新の見積もりを確認してください。掲載は例示であり、特定事務所の推奨や優劣評価ではありません。

15事務所の公開料金を一覧にすると、地域や規模で価格帯が分かれることが分かります。事務所名のリンクから各社の料金ページを確認できます(料金を公開していない事務所は「要問い合わせ」としています)。
事務所(対応エリア)1号(社交飲食)深夜酒類 届出特定遊興性風俗 届出(無店舗/映像)
和虎行政書士法人(東京ほか/全国)12.1万〜25.3万円(面積別・税込)4.4万〜12.1万円15.4万〜38.5万円
行政書士杉並事務所(東京23区)13.5万円〜(33㎡超は加算)6万円〜15.5万円〜6.6万/6.8万円
木村法務事務所(大阪)15万円(+手数料2.4万円)8万円18万円
中村敏夫事務所(東京)15万円(図面別5万円)
田内行政書士事務所(愛媛)15万〜20万円12万円〜10万円〜
坂本行政書士事務所(東京・大田区ほか)16万円〜
ワークスハブ行政書士事務所(東京ほか)16.5万円〜6.6万円〜7.7万円〜
新宿行政書士事務所/水商売開業.com(東京ほか)17万円〜(15坪まで)8万円〜(10坪まで)23万円〜(25坪まで)8万円
行政書士法人ARUTO(東京・恵比寿)18.5万円〜
M&M行政書士事務所(地域別)19.8万円〜(飲食店許可込・税込)8.8万円〜19.8万円〜
熊野立樹事務所(兵庫)19.8万円(飲食店許可セット・税込)
ネクサス行政書士事務所(大阪/全国)20万円〜12万円〜25万〜50万円10万円〜
ごたんだ行政書士事務所(東京・五反田)要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
たてやま行政書士事務所(東京)要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
アイリス綜合SA行政書士事務所(東京・歌舞伎町)要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
※「—」は公式サイトで該当料金を確認できなかった項目、「要問い合わせ」は料金を公開していない事務所です。各事務所名のリンクが出典です。坂本・ARUTOは1号許可の公開料金のみ確認できました。

1号(社交飲食店)許可の費用

最も需要が多い1号許可は、行政書士報酬で約12万〜25万円台に収まる事務所が中心です。面積が広いほど図面・調査が増え、報酬も上がります。

たとえば和虎行政書士法人の料金表では60㎡以内121,000円・100㎡以内165,000円・250㎡以内253,000円(税込)と面積で段階設定されています。

これに警察への申請手数料24,000円が別途かかります。1号許可の手続き全体は風営法1号許可の完全ガイドで解説しています。

深夜酒類提供飲食店営業の届出の費用

バーや居酒屋が深夜0時以降も酒類を提供する場合の届出は、許可制より安く、約4万〜12万円が中心です。警察手数料は原則かかりません。

木村法務事務所の料金では深夜酒類提供の届出が80,000円(手数料なし)と明示されています。

ただし図面が必要な点は1号と共通で、面積や内装段階によって加算される場合があります。深夜営業の制度は深夜酒類提供飲食店営業の届出で詳述しています。

特定遊興飲食店営業許可の費用

クラブやライブハウスなど、深夜に「遊興」をさせる店が必要な特定遊興は、種類の中で最も高額化しやすい区分です。約15万〜50万円と幅があります。

ネクサス行政書士事務所の料金では特定遊興が小規模250,000円〜・大型店舗500,000円〜と規模で大きく変動します。

営業可能地域が限られるなど要件が厳しく、調査負担が大きいことが価格に表れます。詳細は特定遊興飲食店営業許可とはで解説しています。

性風俗(無店舗型・映像送信型)届出の費用

デリヘル等の無店舗型や、アダルト配信の映像送信型は届出制で、約6.6万〜10万円前後が目安です。営業形態固有の書類や地域要件の確認が費用に影響します。

行政書士杉並事務所の料金では映像送信型66,000円・無店舗型68,000円(警察手数料は各3,400円)と明示されています。

性風俗5区分の全体像は性風俗関連特殊営業の届出、映像送信型は映像送信型の届出ガイドで扱っています。

風俗営業4号(麻雀店・パチンコ店)の費用

麻雀店やパチンコ店に必要な4号許可も許可制で、行政書士報酬は1号許可とほぼ同水準の約13万〜20万円が目安です。1号と同じく図面・用途地域・実地調査の対応が必要なためです。

中村敏夫事務所は1号も4号(麻雀店)も同額の150,000円で公開しています。

4号許可の要件・5号との違いは風営法4号とはで解説しています。

風俗営業5号(ゲームセンター・アミューズメントカジノ)の費用

ゲームセンターやアミューズメントカジノ、ポーカーバーに必要な5号許可は許可制で、行政書士報酬は約13万〜30万円が中心です。要件が特殊な分、事務所によって価格差が出やすい区分です。

和虎行政書士法人は5号(ポーカーBAR)を60㎡以内132,000円〜、木村法務事務所はアミューズメントカジノバーを200,000円、田内行政書士事務所はゲームセンター等を300,000円〜と公開しています。

5号許可の要件・申請手続きは風営法5号許可とはで詳しく解説しています。

料金以外に必ずかかる「実費・法定手数料」

行政書士報酬だけで総額が決まると考えると、見積もりで足が出ます。報酬とは別に、実費・法定手数料が必ず加算されるからです。

総額を比較するときは、次の4つを分けて確認してください。報酬の安さだけで選ぶと、後から加算されて逆転することがあります。

  • 行政書士報酬(基本料金・面積加算・図面別料金の有無)
  • 警察の申請手数料(1号・特定遊興は24,000円、深夜酒類は原則なし)
  • 必要書類の取得費(住民票・登記簿・診断書など)
  • オプション(出張費・消防/建築手続き・飲食店営業許可の同時申請)
なお飲食店営業許可をセットで依頼すると割引になる事務所が多く、たとえばネクサスは飲食店営業許可の同時依頼で30,000円、木村法務事務所は15,000円に割引と公開しています。

失敗しない行政書士の選び方 6つの軸

料金が同じでも、専門性によって申請の進み方は大きく変わります。中立に見て、選ぶときに確認すべき軸は次の6つです。

公開料金が安く見えても、面積加算・図面別料金・出張費・消防/建築・飲食店営業許可が後から乗ることがあります。「報酬・法定手数料・実費・オプション」を分けて見積もるのが鉄則です。

  • 風営法分野の専門性(注力分野として明記しているか)
  • 所轄警察署との実務経験(地域ごとの運用差に対応できるか)
  • 図面作成力(求積図・平面図を自前で作れるか)
  • 飲食店営業許可・消防・建築との横断対応
  • 料金の明瞭さ(報酬・手数料・実費の内訳が明示されているか)
  • 対応エリアとスピード(事前相談・補正への反応の速さ)

【NightMA 専門家の視点】
「専門性が高いほど通過率が上がる」と断定するのはフェアではありません。公的な統計は確認できないからです。ただし、所轄警察署ごとの図面要求や事前相談への対応は事務所によって差が出やすく、これが補正指示の回数や再提出リスクに影響します。料金より「自店の所轄・営業類型の経験があるか」を優先して確認してください。

得意分野で選ぶ|各事務所が前面に出している強み

料金が近くても、事務所ごとに「前面に出している強み」は異なります。自店の営業類型に強い事務所を選ぶと、図面や所轄対応の精度が上がります。

以下は各事務所が公式サイトで打ち出している特徴です。料金非公開の事務所も、強みで選ぶ判断材料になります。

事務所前面に出している強み
和虎行政書士法人格安の深夜酒類提供届を前面・面積別料金明示・図面対応
行政書士杉並事務所風営法手続き専門・映像送信型/無店舗型まで料金公開・図面作成
木村法務事務所大阪・アミューズメントカジノバーも対応
中村敏夫事務所1号中心・図面作成を別サービス化
田内行政書士事務所地方(愛媛)対応・飲食店許可とのセット
坂本行政書士事務所「風俗営業許可申請.com」運営・年間300件超
ワークスハブ行政書士事務所1号+映像送信型・無店舗型性風俗
新宿行政書士事務所/水商売開業.com水商売開業に特化・非受理時の全額返金保証
行政書士法人ARUTOナイトビジネス専門・年間300件超・恵比寿
M&M行政書士事務所飲食店許可込みの「まるごとパック」
熊野立樹事務所兵庫・飲食店許可とのセット
ネクサス行政書士事務所大阪・社交飲食〜性風俗届出まで全種類網羅
ごたんだ行政書士事務所「夜のまち専門」風営法100%特化・映像送信型(アダルト配信)の届出に特に強い
たてやま行政書士事務所飲食店開業・深夜酒類に強い(ほぼ100%飲食店)
アイリス綜合SA行政書士事務所歌舞伎町拠点・ポーカー店/性風俗店を含む風営法全般
種類別に整理すると、選び方の目安は次のとおりです。
  • 深夜酒類提供の届出 … 格安を打ち出す和虎、飲食店開業に強いたてやま
  • 映像送信型・無店舗型の性風俗届出 … 料金まで公開する杉並・ワークスハブ、映像送信型に特に強いごたんだ
  • 特定遊興・アミューズメント系 … 全種類を網羅するネクサス、カジノバー対応の木村
  • 飲食店営業許可とセット … まるごとパックのM&M、水商売開業特化の新宿/水商売開業.com
  • 地方の店舗 … 愛媛の田内、兵庫の熊野
  • とにかく実績数で選ぶ … 年間300件超のARUTO・坂本

【提言】
「料金が安いか」より「自店の営業類型を得意にしているか」で選ぶ方が、結果的に総コストも納期も安定します。深夜酒類だけなら格安特化、映像送信型なら届出に慣れた事務所、というように強みで絞り込んでください。

自分で申請(DIY)vs 行政書士依頼 vs 居抜きで許可承継

行政書士費用を抑える3つの道 自分で申請DIYは報酬ゼロ手数料のみで小規模や深夜酒類向け 行政書士に依頼は報酬と手数料と実費で1号や特定遊興向け 居抜きで許可承継は新規申請費用が浮く場合がありすでに許可のある店を引き継ぐケース向け

費用を考えるとき、見落とされがちな第3の選択肢があります。「居抜きで許可を承継する」道です。新規に申請しなければ、行政書士費用も警察手数料も発生しないケースがあります。

3つの選択肢を、費用と向き不向きで比較します。

選択肢費用感向いているケースNightMAの評価
自分で申請(DIY)報酬ゼロ・手数料のみ小規模・営業類型が明確・図面を自作できる深夜酒類なら現実的
行政書士に依頼報酬+手数料+実費1号・特定遊興・図面や所轄対応に不安王道。時間と確実性を買う
居抜きで許可承継新規申請費用が浮く場合ありすでに許可のある店舗を引き継ぐ条件が合えば最安・最速
DIYは制度上可能ですが、難所は図面作成・用途地域や保全対象施設の調査・所轄ごとの差・実地調査対応です。1号や特定遊興は現地要件と図面整合が重く、DIY向きとは言えません。

一方、すでに許可のある店舗を居抜きで引き継ぐ場合、許可をどう扱うかで費用が大きく変わります。承継できるのか取り直しなのかは、風営法許可の承継・引き継ぎ居抜き売却の実務で整理しています。

NightMA視点|まず「取り直しか承継か」を判定する

ここがナイトビジネスM&A仲介ならではの視点です。行政書士費用を比較する前に、そもそも「新規申請が必要なのか」を判定すべきです。

居抜きやM&Aで店舗を引き継ぐ場合、営業の同一性や物件条件によっては、申請費用そのものを圧縮できることがあります。逆に、安易に居抜きへ入って許可が下りなければ、内装を買っても営業できません。

NightMAの経営提言:
行政書士費用は「安い事務所を探すゲーム」ではない。「そもそも申請が要るのか、承継で浮かせられるのか」を最初に判定すれば、数十万円単位で総コストが変わる。料金比較は最後の工程だ。まず出口と入口の設計から始めるのが、2026年の賢い開業者の順序です。

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※ しつこい営業はありません

まとめ

風営法の行政書士費用は、「許可か届出か」「営業の種類」「店舗面積」で決まります。

目安は、1号許可で約12万〜25万円+手数料24,000円、深夜酒類届出で約4万〜12万円、特定遊興で約15万〜50万円、性風俗届出で約7万〜10万円前後です。

事務所選びは、料金の安さだけでなく、自店の所轄・営業類型の実務経験、図面対応力、内訳の明瞭さで見極めてください。

そして、行政書士に依頼する前に「新規申請が必要か、居抜きで承継できないか」を判定することが、総コストを最も大きく動かします。

NightMAは、M&A仲介・居抜き・造作譲渡を扱う中立の立場から、許可の取り直し/承継の判定を含めて匿名で無料相談に乗ります。最適な専門行政書士が必要なケースの橋渡しも可能です。

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